名勝 九年庵の一般公開開始

名勝 九年庵が秋の一般公開を開始。名勝九年庵は明治時代の佐賀の実業家である伊丹弥太郎の別荘と庭園である。ただし、九年庵は現在の邸宅の北西に建てられた14坪の茶室を言うが、解体されて現存しない。名前は9年の歳月をかけて庭園を築いたことに由来する。庭園の広さは6800㎡で、ツツジやモミジなどの樹木により、紅葉が非常に綺麗なことで有名である。秋の一般公開はこの紅葉の時期にあわせて開催される。開催期間は2012/11/15(木)~11/23(金)までの9日間、公開時間はAM8:30~PM4:00である。当日は入場整理券を配布されるほど好評とのこと。1995年に国の名勝に指定された。また、別荘は入母屋葦葺の屋根で、杉腰張りの土壁で囲まれている。竹格子の連小窓や真竹を用いた周りの濡縁など、茶室と書院の様式を折衷した近世和風の数奇屋建築として有名である。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by admin - 2012年11月15日 at 11:49 PM

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天然記念物 奈良のシカの駆除を検討開始でも抗議により凍結

天然記念物として登録されている奈良のシカ(和名:ニホンジカ)が増えすぎて近隣の農作物への食害や住宅への侵入の影響が大きいため、駆除の検討を開始という一報。奈良のシカは野生生物であり、生息地として有名な奈良公園だけでなく、春日山原始林を始めとする近くの山に住み着いているとのこと。公園内だけでも約1000頭が生息するとされており、生息地一帯ではそれよりもはるかに多く生息すると思われる。特に奈良公園に生息する鹿は春日大社の神使として古くから神聖視されている。

奈良のシカは明治初期に餌不足や疾病などで約700頭から38頭まで減少。春日大社等による保護運動の結果、900頭まで増えたものの、戦中戦後の食糧難による密猟により再び79頭まで減少。その後、1957年に天然記念物に指定され、1970年代以降は奈良公園内だけで約1000~1200頭が生息するとされている。ここ数年、全国的に野生の鹿が異常増加している現象が奈良市内でも同様に発生しているとのこと。

こういった状況の中での駆除の一報により、検討を開始した奈良県に非難が殺到し、検討を当分の間凍結することになったとのこと。人と野生動物の共生は非常に難しい問題。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by admin - 2012年11月14日 at 11:23 PM

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特別史跡の大野城跡で城門跡を新たに発見

特別史跡の大野城跡の発掘調査で9箇所目になる7世紀後半に建造された可能性がある城門跡を確認したと九州歴史資料館が発表。古代山城の城門は通常4,5カ所とされ、大野城跡の9カ所は突出して多いとのこと。大野城跡は福岡県大野城市と宇美町にまたがる朝鮮式山城で、飛鳥時代に築城されたとされる。懇意発見された城門跡は大野城跡の北側に位置し、史料に基づき「クロガネ岩城門」と命名。城門の大きさは東側3段(高さ1.5m)、西側4段(高さ1.4m)、東西の幅4.35mで、通用門とみられるとのこと。城門跡は従来4カ所知られていたが、2003年の集中豪雨後の災害復旧で4カ所、今回1カ所を発見。古代遺跡はまだ発見されていないことが多いようだ。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by admin - 2012年11月13日 at 11:41 PM

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ベネチア中心部が床上浸水

イタリア北中部の各地で激しい雨が降り、世界遺産で有名なベネチア市内中心部の7割が床上浸水。旧市街も例外なく浸水し、サンマルコ広場などの観光名所も水没。地盤沈下が進むベネチアは、秋冬に季節風と雨の影響で毎冬のようにアクア・アルタと呼ばれる高潮に襲われるとのこと。特に今回は雨と高潮が重なって潮位が149cmになり、記録が残る1872年以降で6番目の高さとなったようだ。過去最悪は1966年の194cm。ベネチア政府は高潮対策として可動式防潮堤を造る計画を進めているものの、財政難もあり完成は2016年頃を予定しているとのこと。驚くことに、ベネチアは今月1日にも水位が約140センチ上昇し、約58%が浸水したばかり。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by admin - 2012年11月12日 at 8:53 PM

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広島電鉄廿日市駅の木造駅舎が取り壊し

広島電鉄の木造駅舎である広電廿日市駅(廿日市市廿日市)が12月に取り壊されることに。広電廿日市駅は大正時代の1924年に開業し、同時に駅舎が建造された。文化財の指定は特に受けていないものの、大正時代からの歴史がある建物が取り壊されるのは残念である。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by admin - 2012年11月11日 at 9:59 PM

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旧梅田診療所@立川が取り壊し決定

国の登録有形文化財・旧梅田診療所(立川市)が今年12月に取り壊されることが決定。登録有形文化財は規制がゆるく、非常に残念である。旧梅田診療所は1929年に建設され、2004年に昭和初期開業医の診療施設の姿をよくとどめることから、国の登録有形文化財に指定された。取り壊しの理由は、建物の維持管理には経済的な負担が重かったとのこと。保存や移築も検討されたようだが国や市からの補助はなく断念したとのこと。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by admin - 2012年11月10日 at 8:36 PM

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東照宮の拝殿が解体

このニュースを見て2回ドッキリさせられた。まずは東照宮。東照宮といえば日光東照宮が有名だが、その他にも主に東日本を中心に様々な東照宮が存在する。このニュースの東照宮は青森県にある弘前東照宮で、今年破産してしまったとのこと。弘前東照宮の歴史は1617年に津軽藩の二代藩主津軽信枚が弘前城本丸に勧請したことにより始まり、1628年に現在の地に社殿が造営された。約400年の歴史がある弘前東照宮にも、当然のように重要文化財があり、2回目のドッキリは重要文化財が解体!?というわけである。実際には重要文化財に指定されていたのは拝殿ではなく、そのすぐ後ろにある入母屋造りの本殿であった。とは言え、所有者が破産したということは、本殿の所有権が誰かに移転されることを意味しており、おちおちしては居られない。当初は敷地全体を購入した不動産会社が購入すうることを検討していたようだが、文化庁から東照宮の修理、管理費用に約4700万円かかると言われて購入を辞退したらしい。最終的に本殿は弘前市に譲渡されることが決定したようだ。本殿の所有権は弘前市になったものの、周囲の土地は不動産会社に売却され更地化されているので、今後は本殿の移転を含めて維持管理方法が発表される見込みである。文化財の危機ということで余談を許さないものの、とりあえず公的な管理下に置かれひと安心といったところ。

Be the first to comment - What do you think?  Posted by admin - at 12:11 AM

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京都御所2012年秋の一般公開

京都御所を見学するためには通常予約が必要だが、毎年2回開催される一般公開期間に於いては誰でも自由に見学できる。今年の秋の公開期間は2012/10/31(水)~11/4/(日)。今回展示される主なものは明治天皇紀附図のパネル、践祚せんその儀のパネル、おがくもんじょ北側の襖、御手習おてならいの人形。

京都御所の建物の多くは1800年台に作られたため、平安時代の都である京都にしては比較的新しい部類に入るが、明治時代まで天皇が居住した場所だけあって全体的に非常に格式高く、荘厳な造りである。敷地面積はなんと20.2haもある。京都御所は皇室用財産として扱われ宮内庁が管轄するため、世界遺産「古都京都の文化財」には登録されていない。多くの期間で見学のために事前の予約が必要であったり、宮内庁による積極的な広報活動が行われないため、京都に行ってもその存在を忘れ、見学できずに京都観光を終えてしまう人が多く非常に残念に思う。

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Be the first to comment - What do you think?  Posted by admin - 2012年11月9日 at 9:54 PM

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