特別史跡の大野城跡の発掘調査で9箇所目になる7世紀後半に建造された可能性がある城門跡を確認したと九州歴史資料館が発表。古代山城の城門は通常4,5カ所とされ、大野城跡の9カ所は突出して多いとのこと。大野城跡は福岡県大野城市と宇美町にまたがる朝鮮式山城で、飛鳥時代に築城されたとされる。懇意発見された城門跡は大野城跡の北側に位置し、史料に基づき「クロガネ岩城門」と命名。城門の大きさは東側3段(高さ1.5m)、西側4段(高さ1.4m)、東西の幅4.35mで、通用門とみられるとのこと。城門跡は従来4カ所知られていたが、2003年の集中豪雨後の災害復旧で4カ所、今回1カ所を発見。古代遺跡はまだ発見されていないことが多いようだ。