京都御所を見学するためには通常予約が必要だが、毎年2回開催される一般公開期間に於いては誰でも自由に見学できる。今年の秋の公開期間は2012/10/31(水)~11/4/(日)。今回展示される主なものは明治天皇紀附図のパネル、践祚せんその儀のパネル、おがくもんじょ北側の襖、御手習おてならいの人形。
京都御所の建物の多くは1800年台に作られたため、平安時代の都である京都にしては比較的新しい部類に入るが、明治時代まで天皇が居住した場所だけあって全体的に非常に格式高く、荘厳な造りである。敷地面積はなんと20.2haもある。京都御所は皇室用財産として扱われ宮内庁が管轄するため、世界遺産「古都京都の文化財」には登録されていない。多くの期間で見学のために事前の予約が必要であったり、宮内庁による積極的な広報活動が行われないため、京都に行ってもその存在を忘れ、見学できずに京都観光を終えてしまう人が多く非常に残念に思う。
リンク: