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ばんえい競馬の歴史と写真素材
北海道遺産




 ばんえい競馬は農耕馬の一種であるばんえい馬(ばん馬)が機種を載せた鉄のそりを引いて直線を進む速度を競う地方競馬施行規則第9条で定められた公営競馬(地方競馬)である。他の公営競馬と同様に、馬券を購入し、予想順位が当たれば当選金の払い戻しを受けることができる。かつては北見競馬場、岩見沢競馬場、旭川競馬場でもばんえい競馬が開催されていたが、馬券等の売上の減少により撤退が相次ぎ、現在は帯広競馬場のレースのみで、土日を中心に通年開催となっている。その帯広市のばんえい競馬も馬券収入の低迷が続き、近年は運営方法が何度か変更されるなど存続が危ぶまれている。コースは200mのセパレートコースで、途中に大小の2ヶ所の山状の障害を最大10頭で争う。そりの自重は450kg、おもりは10~50kgで、最高1トンの重量物を載せたそりを引いてばんえい馬が走る。所属する騎手は29名(2013年)となっている。ばんえい競馬は北海道の馬文化の一部として2004年に北海道遺産に選定された。速度を競い合う通常の平地競売とは異なり、ばんえい競馬は重量物を牽引する持久力と騎手のテクニックの勝負とされる。
 ばんえい競馬は古くは北海道の開拓時代により各地での余興や催事を起源としているとされる。その後、1947年に旭川競馬場で公営競馬としてばんえい競馬が初めて実施された。帯広競馬場はかつてはホッカイドウ競馬とばんえい競馬を開催する競馬場だったが、現在はばんえい競馬の専用競馬場となっている。 
 ばんえい競馬を走るばんえい馬は日本原産の馬ではなく、フランス・ペルシュ地方のペルシュロン種、フランス・ブルターニュ半島のブルトン種、ベルギー・ブラバンド地方のベルジャン種の混血種が主流となっている。


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