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北欧旅行(ノルウェー・デンマーク・スウェーデン)の風景写真 2日目

- スタバンガー 〜 リーセフィヨルド 〜 スタバンガー -
(2005年夏)


目次
1日目 成田 〜 コペンハーゲン 〜 スタバンガー 9日目 オスロ 〜 船
2日目 スタバンガー 〜 リーセフィヨルド 〜 スタバンガー 10日目 船 〜 コペンハーゲン
3日目 スタバンガー 〜 ベルゲン 11日目 コペンハーゲン
4日目 ベルゲン 12日目 コペンハーゲン 〜 マルメ 〜 ストックホルム
5日目 ベルゲン 〜 ソグネフィヨルド 〜 ベルゲン 13日目 ストックホルム
6日目 ベルゲン 14日目 ストックホルム
7日目 ベルゲン 〜 ソグネフィヨルド 〜 ベルゲン 15日目 ストックホルム 〜 成田
8日目 ベルゲン 〜 オスロ


 北欧旅行の始まりである。2日目の朝は時差ぼけを少しばかり感じつつも、楽しみにしていたリーセフィヨルド・プレーケストーレンへのハイキングをする。中学・高校の教科書に出てくるけれども、いまひとつ良くわからなかったフィヨルドであるが、フィヨルドとは氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江のことを言う。いわゆる地球が慣例化していた氷河時代にできた地形で、数万年もの時間をかけて数千m規模で降り積もった雪が融けずに固まり、氷へと変化したものが氷河である。さすがにこれだけの規模で氷河ができるととても重いので、少しずつ標高が低いほうに移動することになる。そうすると、硬い岩が少しずつ削れていき、深い谷が出来上がる。その後、地球の温暖化により氷河が融解し、海の水が流れ込んだ地形が現在のフィヨルドである。というのが、フィヨルドを巡る旅の事前勉強。現物を見て理解することにする。

スタバンガー

 スタバンガーは北海油田の基地の街として1970年代に急成長した街で、ノルウェー第4の都市とのこと。さらに、街の中心には17~18世紀に建てられた古い町並みが残っているとのこと。見どころはほぼ1km四方の中にあるので、徒歩で十分見て回れる。スタバンガーは英語読みの発音、スタバンゲルはノルウェー語の発音である。
 朝一番で食事をして初日から張り切って外出したものの、太陽が低く、街はまだ薄暗い。歩く人も殆ど見当たらない。8:00に出港予定のタウ港行きの船の時間を待つために街をぶらぶら。旧市街は白く塗られた木造の家で統一されている。

スタバンガー~リーセフィヨルド

 社会科の教科書に出てきたフィヨルドとやらを目指して船に乗る。8:00になったので、定刻通りタウ港を目指して出発。風景を楽しんでいるとリーセフィヨルド近郊の船着場に到着。早速バス停を探して時刻表を確認。ガーン。リーセフィヨルドまでのバスが無い…よく見ると、昨日で営業が終了と書いてある。なんてことだ。最悪。でも、せっかく来たからにはリーセフィヨルドを見てみたい。なんたってガイドブックで見る写真はとても綺麗でエキサイティングなのだから。そんなわけで、このまま黙って引き返すという選択肢はない。しかたがないので、どのくらい歩くかわからないけれども、リーセフィヨルドを目指して歩くことにした。前後に同じ船から降りた外国人が前後にいる。どうやらみんな同じ状況みたいだ。そうこうしているうちに、1台の車が後ろから追い抜いていった。すると、前を歩いていた人たちがヒッチハイクをしたではないか。おお!前の人達とは口を聞いたこともないが、このチャンスを逃すといつ目的地に到着するかわからないので、帰りのことを気にせずに、一緒に車にのせてもらうことに。10分くらい走っただろうか。意外に遠かった。本当に助かった。ノルウェーの人の優しさを肌身に感じた。

リーセフィヨルド

 タウ港からハイキングコース入り口まで行くバスが無いとか、ヒッチハイクをするとか紆余曲折を経て、ハイキングコース入り口に到着。
 リーセフィヨルドの一番の見どころはプレーケストーレンと呼ばれるフィヨルドの水面からほぼ垂直に切り立った約600mの断崖絶壁である。プレーケストーレンとは教会の説教壇という意味とのこと。プレーケストーレンまではハイキングコースの入り口から片道約2時間の行程となる。目指すはプレーケストーレン。ガイドブックによると、ここから見るリーセフィヨルドが圧巻。
 登山道は標識が整備されており、ほぼ一本道。なので、迷う心配は殆ど無し。入り口まで自家用車で来る人が居るらしく、人影は少ないけれどもちらほら居る。入り口以降は売店は無い。

リーセフィヨルド~スタバンガー

 一本道だということが往路でわかったので、2時間くらい歩くことを覚悟して歩いて船着場を目指すことに。歩いて5分くらいしたら後ろからクラクションが鳴る。若い欧米系のカップルが乗る車が目の前に停まる。どこへ行くのか聞かれたからスタバンゲルに行くところだと伝えると、驚くことにスタバンゲルまで乗せてくれることに。ヒッチハイクをしていないのに、ヒッチハイクができた。驚き!でも嬉しい。途中、渡し舟に乗ったりして何とかスタバンガーに到着。行きと違うフェリーに乗ったようなきがするのだが、どこをどういったのかは今ひとつ不明。
 あまり深く聞かなかったが、カップルは男の人がドイツ出身で、女の人はリトアニア出身とのこと。リトアニアは旧ソビエト連邦の国だから何となく不思議。

スタバンガー

 車のお陰で予定よりも早く着いたので、スタバンゲルの街を明るいうちに散策。さすがに朝よりも人は多い。湾沿いのレストランでビールを手に酒盛りをする外国人達。とても綺麗な街で優雅に明るいうちから社交、なんとも羨ましい光景。スタバンゲルは歴史的な建物はそれほど多くないが、調和がとれた北欧の街並みや公園の散策を楽しむ。途中、商店街を通るも、人影はまばら。新市街は別のエリアにあるのだろうか。
 夕飯は市立公園のブレイア湖沿いにあるレストランでミートボールを食べる。ブレイア湖は駅やタウ港やベルゲン行きの船乗り場のすぐ近くにある。


1日目 成田 〜 コペンハーゲン 〜 スタバンガー
3日目 スタバンガー 〜 ベルゲン

参考ページ


商用写真



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