まずは、一見するとほぼ同義のように聞こえる「寝台特急」と「ブルートレイン」の違いについて解説する。「寝台特急」は寝台機能付きの特急列車で、後述のブルートレインに加えて、285系、581系、583系の寝台機能付きの電車、塗装が青くないE26系で構成された客車による編成を含んだ名称である。一方の「ブルートレイン」は20系、14系14形、14系15形、24系24形、24系25形のいずれかの客車で構成される寝台特急・寝台急行を言う。これらの客車の塗装が青いため、ブルートレインという愛称で呼ばれている。ブルートレインの歴史は意外に古く、1958年に20系車両により運行が開始された。
寝台特急・ブルートレインは国鉄の民営化、航空網の普及、東海道・山陽新幹線、九州新幹線、東北・秋田・山形・上越新幹線の開業や延伸に伴い、利用率の減少とともに運行本数も年々減少していった。21世紀に入ってもかろうじて残っていた寝台特急・ブルートレインではあったが更に廃止が進み、2009年3月14日のダイヤ改正で「はやぶさ」と「富士」が廃止された。これにより、東京駅発着のブルートレインが消滅した。定期運行するブルートレインとしては、上野駅-青森駅間を結ぶ「あけぼの」と上野駅-札幌駅間を結ぶ「北斗星」の2路線だけとなった。さらに、2014年3月には「あけぼの」、2015年3月には「北斗星」の臨時列車化、「トワイライトエクスプレス」が相次いで廃止された。これをもって、定期列車として運行される寝台特急のブルートレインは全廃された。寝台急行としては青森駅-札幌駅間で運行される「はまなす」が現在も運行されている。
一方、定義を定期運行する寝台特急とすると、「カシオペア」や「サンライズ出雲」、「サンライズ瀬戸」も該当し、「サンライズ出雲」、「サンライズ瀬戸」が今も東京駅を発着している。また、近年はクルーズトレインが相次いで運行されるようになった。
| 表の見方 | |
| 電車現役 | 電車廃止 |
| 客車現役 | 客車廃止 |
| 列車 | 始発 | 終着 |
| カシオペア (客車寝台特急) | 上野 16:20 | 札幌 9:32 |
| 札幌 16:12 | 上野 9:25 | |
| 北斗星 (客車寝台特急) | 上野 19:03 | 札幌 11:15 |
| 札幌 17:12 | 上野 9:38 | |
| あけぼの (客車寝台特急) | 上野 21:16 | 青森 9:52 |
| 青森 18:23 | 上野 6:58 | |
| トワイライトエキスプレス (客車寝台特急) | 大阪 11:50 | 札幌 9:52 |
| 札幌 14:05 | 大阪 12:53 | |
| サンライズ出雲 (電車寝台特急) | 東京 22:00 | 出雲市 9:58 |
| 出雲市 18:55 | 東京 7:08 | |
| サンライズ瀬戸 (電車寝台特急) | 東京 22:00 | 高松 7:27 |
| 高松 21:26 | 東京 7:08 | |
| はまなす (急行) | 青森 22:42 | 札幌 6:07 |
| 札幌 22:00 | 青森 5:39 |