国宝の建築は、日本の歴史や文化を今に伝える、とくに価値の高い建物です。このページでは、寺院・神社・塔・堂・門など、各地に残る国宝建築を写真つきで一覧できます。
難しい専門知識がなくても、まずは写真を見ながら「どんな形なのか」「どの地方にあるのか」「寺なのか神社なのか」といった入り口から楽しめるようにしました。旅行先を探したい人にも、建築の見どころを知りたい人にも使いやすい写真集です。
国宝(建造物)は、重要文化財(建造物)のうち、特にすぐれ、文化史的な意義が深いものとして指定された建築です。現在のページにもあるように、建築物の評価では、意匠、技術、歴史的価値、学術的価値、流派や地方色などが大切な観点になります。
ただ、最初から制度や基準を細かく覚える必要はありません。写真を見るときは、まず屋根の形、柱や組物の力強さ、彩色の有無、建物全体のたたずまいに注目すると、国宝ごとの個性がつかみやすくなります。古い寺院建築は静かな均整に魅力があり、神社建築は装飾や色づかいに見どころが多いものもあります。
このページでは、各写真から個別ページへ進めるので、気になった建物を少しずつ見比べていくのがおすすめです。同じ国宝でも、本堂・門・塔・廊下などで印象はかなり変わります。まずは好きな写真を開いて、自分なりの「きれい」「渋い」「細工がすごい」という感覚で眺めるところから始めてみてください。
重要文化財(建造物)は文化財保護法第2条第1項の規定により定められた文化財のひとつであり、文化財保護法第109条第1項の規定により、文部科学大臣が建造物のうち重要なものを重要文化財(建造物)に指定します。
国宝(建造物)は文化財保護法第109条第2項の規定により、文部科学大臣が重要文化財(建造物)のうち特に重要なものを国宝(建造物)に指定するものです。指定基準は「国宝及び重要文化財指定基準並びに特別史跡名勝天然記念物及び史跡名勝天然記念物指定基準」により定められており、重要文化財(建造物)のうち極めて優秀で、かつ文化史的意義の特に深いものとされています。
※重要文化財(建造物)指定基準
(1)意匠的に優秀なもの
(2)技術的に優秀なもの
(3)歴史的価値の高いもの
(4)学術的価値の高いもの
(5)流派的又は地方的特色において顕著なもの